世界的に有名なアーティストとのやりとりに見るゾンビ
ある夜、誰を待つでもなく部屋を開いた。
すると間もなくその人は現れた。
驚きと恐縮のあまりはしゃぐ私に、「寝る前にお部屋をまわっておりまして。」と柔らかい話口調のその人は某有名アーティストさん。
唐突な私の「〇〇さん、ゾンビって好きですか?」の質問。
「あ、えっ、えっとお… 好きとかそういうんじゃないんだけど、、」そう言って一生懸命考えてくれている。
お優しい… ゾンビはなぜ動いてるの?とかの初歩的な質問を私のまだ浅い知識で説明し、対策室のあれこれを話す。(ちゃっかり宣伝)
「僕の、離れたところにあるアトリエがまさにお化けが出ちゃう雰囲気で… 忙しい時期になると、余裕もなくなってきちゃって…幽霊なら足なんかなくたって上の方ちょっと手伝ってよ、って言っちゃいそうだけど…(笑)」
アーティストならではのお話だ。
そんな世界になってもやはり作品をまもりたいという。
「でも、これがゾンビだったら、何も出来ないどころか壊されちゃうのでしょう?申し訳ないけどバッサバッサとやっつけちゃうよね。(笑)」
無邪気さのなかにゆるく戦慄が走る。
終始柔らかい口調のせいかほっこりしてしまった。 それぞれのゾンビ感が面白いので、唐突な質問は恐れずしていこうと思う。
殿堂入りとなったゾンビ対策品を発見した。
人生のサバイバルを生き抜き、ポジティブなメンタルを持ち合わせる。
常識にとらわれず、新たな視点で終末世界さえも楽しもうとするが、間違いなく最初の方で死ぬキャラだと自負している。
対策室では、ダイアリー記述で世界の移り変わりなどを独自の感性でルポする。