超ネタバレします。
何となく見ず嫌いしていたiZombie(日本語吹き替え)だ。
勘違いしていた。勝手にウェイウェイとキラキラした現代ぽい話かと思っていたけどもっと手の混んだものだった。
医師を目指す才色兼備でハンサムなフィアンセがいる前途有望なリヴは、船上パーティーでなんやかんやあってゾンビと化してしまう…
婚約破棄をし医者を諦め死体安置所で働くように。
脳を欲してしまうリヴは解剖した死体から脳を拝借。
ゾンビが正体を隠して生きるのだが…
ある日、安置所で脳のヌードル和え料理を食べているところを見つかる。
ところが「君と暮らしたいくらいだよ。」とオタクなボスは興味津々。
どうやら検死した遺体から脳の一定の量が減っていることに疑問をもっていたようだった。早い段階で最大の理解者となりリヴは研究対象となる。ウィン・ウィンの関係。
脳を食べると、脳の持つ記憶がビジョンとなって見えてしまうらしい。
そこへシアトル警察のバビノーが捜査に同行して欲しいと依頼をしてくる。
ビジョンがヒントになり事件解決!
ちょまてい!「トゥルーコーリング」やないかい!
私はあれ好きでしたよ。打ち切りになっちゃったけど。
ポってリくちびるでタンクトップ姿が似合うアライグマ顔の可愛い女優さん、ステキだったよな。
はたまたサイコメトラーEIJIっぽさも感じたが、、
あっ、元カレと比べるようでこういうのよくないよね。
でもそこはさすが。
すぐに、紛れもなくiZombieなのだと軌道修正。
なぜリヴがゾンビになったかって?それは私からは言わないでおこう。
基本、リヴの研究や治療と並行しながらの一話完結ぽい感じ。※但し飛ばすと大事なところが分からなくなります。
脳を食す時に、(敢えてだと思うが)いかにも作り物な脳にしてくれているのでグロさは感じず。(私が麻痺しているのかも)
今風のオシャレクッキング形式なので嫌な気がしない(笑)
美味しそうとさえ思えたり思えなかったり。
最初の頃はビジョンが見えて事件解決なのだけれど、段々と生前の気性や所作までコピー…というかもう被害者そのものになって行く気がする!演劇ごっこ!
こういう海外ドラマの力ずくな感じ嫌いじゃありませんよ。
ロメロをオマージュしているようなセリフもちらり。
そういえば、ブレインという稀代の悪いやつがいるのだけど、ファーストシーズンから怖くて怖くて。
言い返せばスリリングでとても面白いですっ!
iZombieのゾンビの定義
色白白髪
脈が遅い
めちゃ辛い食べ物を好む
ビジョンを見れる(脳を食べた者全てとは言っていない)
脳を撃たれると絶命する
飢餓状態やバチボコ怒になるとゾンビモードになる
などなど(他は言わない)
この後は他に類を見ない展開になって行く。(長くなりすぎたからネタバレ言わない)
お見事!
いつも心配していたゾンビ世界の終末を描いた作品を見れた気がする。
iZombieならではの終わり方でしたね。
きっと観たくなるキーワード
ユートピアム
ミートキュート
MAXに生きろ
青い脳
民間軍事会社
コヨーテ
アンチゾンビ
教会
虚構のゾンビの楽しみ方として、この作品においては現代社会とリンクし、より身近に感じられるエンターテインメントになっている。
ゾンビ?なんでもありだな!で終わっちゃ勿体ない。
制約を取り払えるのもゾンビだけど、そこにはやはりゾンビは良い「緩衝材」となっているのかもと思う。
だってゾンビがなかったらおっかないクライムサスペンスだからだ。
それなら観ないよ、だって実生活(リアル)の方が勝る。
終わりの見えないコロナ禍とかまさに。
iZombieは少し前の作品だけど、私にはまさに見るべくして見たという絶妙なタイミングであったと言える。
サンタクラリータ ダイエットからのiZombieね。どちらも主人公がゾンビという設定だけど、こんなにも違うなんて。
二作品に共通するのは…
(ドラムロール)
オタ!な味方
\\\\ꐕ ꐕ ꐕ////
まだまだ色んな作品に触れてみたく、ゾンビの作法やらほかにも貪るように読む。
ゾンビ映画大辞典によると1932年から2002年まで345もの作品があるという。なんという事だ!
それから今日までとしたら、どれだけの作品が世に出ていることだろう。
ぜんっぜん観ていないじゃないか私!
もっと観たい、もっと欲しい…ゾンビ
最後に、、この作品は性描写は少ないですね。ゾンビも恋やエッチをするのですが、やたら下ネタぶっ込まないです。必要なところに、適度に。
個人的にこれも私がとても麻痺しているのだと思いますええ分かってます。ただリヴがモテるんですよね。
メイジャーじゃだめなのかよ!と言いたいくらいになるけれど。
なので最後まで、メイジャーとリヴの関係も着目せずにはいられない。
殿堂入りとなったゾンビ対策品を発見した。
人生のサバイバルを生き抜き、ポジティブなメンタルを持ち合わせる。
常識にとらわれず、新たな視点で終末世界さえも楽しもうとするが、間違いなく最初の方で死ぬキャラだと自負している。
対策室では、ダイアリー記述で世界の移り変わりなどを独自の感性でルポする。