ゾンビミュージカル。
自主映画を撮っていたころ、ずっと構想していたジャンルだ。
もはや自分で考えたストーリーを忘れてしまったが、たしかこんな感じの映画だった。
何が言いたいかというと、『アナと世界の終わり』は僕の作った映画と言っても過言ではないということだ。
・大学進学を遅らせて世界を見て回りたいアナ
・優しくていい奴だけど全くモテないオタクのジョン
・スマホと彼女依存症のオタク、クリス
・自分を理解してくれる人を探し続けるステフ
・典型的なジョックス、ニック
gleeみたいなテンプレート通りのメンバーが歌って踊ってゾンビを殺しまくる。
ミュージカルも適切な箇所に挿入されテンポよく話が進む。
テンプレート通りにテンポよく進みすぎて、どこまでも脚本と演出に沿った展開だなあと冷静になってしまうくらいのテンポの良さだ。ミュージカルなのでそれは仕方のないことかもしれないが。
そんな中、一番驚きだったのは誰が生き残るのか最後まで予想がつかなかったところ。これに関しては見てのお楽しみである。
挿入歌に「ハリウッド映画のようなハッピーエンドはない」という歌詞がある。自分のことしか考えられなかった少年たちがゾンビパンデミックを経験し、一つ大人になるという皮肉はイギリス映画っぽいところだ。
また、随所に『ショーン・オブ・ザ・デッド』の影響が見てとれる。
ショーン・オブ・ザ・デッドにてQueenのDon’t Stop Me Nowが流れるゾンビ映画史上でもトップクラスの爆笑シーンがあるが、ミュージカル映画であるならあれを超えてくるくらい印象的なミュージカルが欲しかったところだが、その域には達することができなかったのが残念だった。
-アナと世界の終わりで学んだゾンビ対策術-
歌って踊っていればゾンビは襲ってこない!
(ワールドウォーZはゾンビが雪崩れ込んできたところで歌を止めてしまったから襲われたんだと思う)
ゾンビ対策室におけるダリルを目指す一匹狼のバイク乗り。コミュニケーション力に難あり。ゆえに映画では早い段階で死ぬタイプ。だがこれは現実なのだ。キャンプとBBQとバックパッカーで鍛えた持ち前のサバイバル能力を駆使して貴重なタンパク源を集めて回る!
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